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2011年2月
2011年3月11日から13日に開催される第17回ホノルルフェスティバルにおいて、新潟県の長岡花火が打ち上げられることになりました。「平和への願い」を込めたホノルルフェスティバルでの長岡花火の打上げは、そこに集まる人々が改めて平和について考え、世界の平和を願うきっかけにしたいと思っています。 それは、国を越えてお互いを身近に感じ、一人一人が人を思いやる気持ちを持って接すれば、それは世界の平和にもつながるという意味を込めた「世界はすぐそこに -We are all neighbors, around the world- 」という第17回ホノルルフェスティバルのサブテーマにもつながるものです。 今回、新潟県長岡市長であり、全国市長会長でいらっしゃる森民夫市長のフェスティバル開催前のご来布にあたり、ホノルルフェスティバル財団 浅沼事務局長がお話をおうかがいしました。 浅沼: 昨年12月に、日米友好の架け橋実行委員会の二澤副会長にインタビューをさせて頂きましたが、本日は改めて、森市長にホノルルでの長岡花火打ち上げについて、お話をおうかがいしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、今回、ホノルルを訪問された目的についてお聞かせいただけますでしょうか? 市長: 昨年10月に就任されたホノルルの新市長カーライル氏との面識がなかったので、今回のホノルルでの長岡花火の打上げの目的や今後の交流について親しくお話をして、ご理解いただきたいと思い、訪問致しました。 ![]() 浅沼: ホノルル市と長岡市、あるいは国と国という関係の中に、また新しい平和の架け橋ができるということですね。 市長: そうですね。長岡市民は、パールハーバー(真珠湾)があるホノルル市には特別な思いをもっています。今は、日本とアメリカはこんなに親しい間柄になっていますが、ホノルルの真珠湾攻撃というのは、日本人が先制攻撃をしたということもあって、いつまでも、何かこう「喉元に刺さった小骨」みたいなところがあります。 本当の意味でこれからも友好関係を続けていくには、やはり相互を理解する、「なぜ戦争が始まったのか?」あるいは「なぜ真珠湾攻撃というものがあったのか?」ということをちゃんと理解することが、とても大事なことだと思っていますので、そのきっかけになればと考えています。
浅沼: 今日は真珠湾のご視察をされたようですが、いかがでしたか? 市長: アリゾナ記念館は、規模も拡大して、新しい展示内容になっていましたね。 特に、山本五十六の出身地の長岡市長として目に付きましたのは、真珠湾攻撃の日本側の司令長官だった山本五十六の紹介が非常に大きく取り上げられていて、また、以前から極めて正確に紹介してありましたが、彼が最後まで戦争に反対していて、アメリカを理解していたということが、きちんと説明されていたということです。以前もそれを見て、非常に公平に紹介されていることに感激しましたが、それが今回、更に大きくなっていましてね。日本側の立場もきちんと説明していて、アメリカの公平さを再び感じました。 浅沼: 3月には長岡の市民の皆さんにも、そいうところを見ていただけるチャンスがあるということですね。 市長: そうですね。戦争というのは、ある意味、どちらも加害者であり、被害者です。六十数年経って、冷静にお互いを理解し合う良い時期に来たんじゃないかと思います。あれらを長岡の市民の皆さんが見れば、理解していただけるのではないかと思います。
浅沼: そのような中で、第17回ホノルルフェスティバルで長岡の花火を上げる意義についてお話いただけますでしょうか? 市長: そうですね、それについては、まず長岡花火についてお話ししなければなりません。 1945年の8月1日に長岡に空襲があって、1480名の市民が亡くなっています。その翌年に、犠牲者の慰霊と復興、そして平和の願いを込めて始まったのが長岡の花火なんです。ですので、曜日に関わりなく、空襲の翌日の8月2日と3日に決まって開催されます。そこには、花火を打ち上げることによって、長岡市民が常に『平和』ということについて考えてきた歴史があるのです。 ![]() 「花火」は直訳すると「フラワー(花) ファイヤー(火)」です。ですから、日本では花を手向ける「献花」という意味合いを持っています。 特に長岡の花火は「平和を祈る花火」ですから、パールハーバーのあるホノルルで長岡の花火を打ち上げたいという気持ちはずっとありましてね、今回、それが実現することになりました。 でも、花火の打上げが最終目的ではないんです。 もちろん、長岡の花火は、非常に強いインパクトがあって、世界一ダイナミックな花火だと思っています。それを世界に発信できることはうれしいことです。 でも先ほどお話しましたように、長岡の花火は「平和の花火」です。長岡の花火をきっかけにして、平和について考え、本当の意味での交流が始まればいいなぁと思っているのです。 浅沼: 花火を打ち上げること自体が目的ではなく、交流のきっかけになればということでしたが、今後、長岡とホノルルの間でどのような交流を行っていこうとお考えですか? ![]() その他にも、学校の先生を派遣したりしています。今後その交流ももっと活発にしていきたいと思っています。 それから、長岡市民はハワイにすごく親近感を持っています。フラのグループもたくさんあります。憧れがあるんですね。ですから、今回の長岡の花火をきっかけに、オフィシャルなお付き合い以外に、プライベートな市民レベルでの交流が始まることも期待しています。 浅沼: ホノルルで花火を打ち上げるに際して、地元の皆さんの反応はいかがですか? 市長: 正直なところ、どれぐらい長岡の市民の皆さんが理解してくれるかという心配があったのですが、第17回ホノルルフェスティバルの花火に合わせて、市民訪問団の募集をしたところ、当初の予定を上回りました。オフィシャルとプライベートなツアーで来る人達を含めて、おそらく300人近い市民が、期待を持ってホノルルを訪れます。 最初は「ホノルルで花火?」という驚きの声もありましたけれども、今は本当に大きな期待に変わっているように思います。 ![]() 市長: 長岡からみた経済効果の期待ももちろんあります。世界一だと思っている長岡の花火を世界に発信したいという思いもありましたし、今回、ホノルルで長岡の花火を上げることをきっかけに、長岡を知ってもらい、それによって経済効果につながればとも思います。 例えば、長岡市は清酒の蔵元が17もあって、全国的に有名なお酒もあります。また、長岡は雪国で、温泉もありますし、ハワイの方に雪見のツアーに来ていただけたらいいなぁと。 浅沼: 今回のホノルルでの花火の後、2012年はワシントンDCのさくらまつり100周年で長岡の花火を上げると聞いておりますが。 市長: これは、ホノルルでの花火がきっかけになったのです。 昨年の暮れに、さくらまつりの実行委員会の会長さん、理事長さんを含むご一行が長岡に来られた時に、デモンストレーションで花火を上げさせていただいたところ、大変気に入ってくださって、まだ確定はしていないのですが、話が進んでいます。 ホノルルでの花火をきっかけに、ワシントンDCでのさくらまつり100周年での花火につながればうれしいですし、長岡市民としては名誉なことです。 浅沼: そういえば、山本五十六氏はワシントンDCの日本大使館にいらしたこともあったのですよね? 市長: はい、山本五十六は、ワシントンDCに日本大使館の駐在武官としていたことがあります。その時に南部の油田を見たりして、アメリカの国力を熟知していましたから、最後まで戦争に反対していたんですね。しかし、立場上、軍人として最善を尽くしたと思います。 山本五十六が海軍武官として駐在していたゆかりの地、ワシントンDC、そのような因縁も感じますね。 浅沼:最後に、ホノルルと長岡の新しい関係を築き上げることについての思いをお持ちだと思いますが、それについてお聞かせいただけますか? ![]() ホノルルで長岡の花火を上げるという話は、4年程前から始まりまして、実現したいとは思っていましたが、本当に実現するかどうかの確信があったわけではないので、いよいよ今年の3月となると、やはり非常に感慨深いものがあります。よくここまできたなぁという気持ちとワクワクする気持ちが混ざっています。 浅沼: お忙しい中かと思いますけれども、また3月に市民の皆様と一緒にお越しいただきたいと思います。 市長: はい、これは私の一生の仕事となると思いますので、何があっても参ります。 浅沼: ありがとうございました。 また、3月にお会いいたしましょう。 市長: はい、3月にお会いしましょう。
[ 長岡花火特別インタビュー ] 第一回 日米友好の架け橋実行委員会 二澤和夫副会長 長岡市長のお人柄が良くわかる長岡市長ブログ 森民夫の「ほっと一息」 http://tamionet.com/blog/ |
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