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第20回ホノルル・フェスティバルにおいて、ホノルル・フェスティバル財団とカピオラニコミュニティーカレッジ(KCC)とのコラボレーションプロジェクト、『Share Your Voice (シェア・ユア・ボイス)プロジェクト』 が実施されました。

今年で5回目となるプロジェクトには、ハワイ現地KCCの日本語クラスの学生と、日本からは文教大学、長崎大学の学生、そしてホノルル・フェスティバル財団のスタッフも加えると、総勢70人が参加し、それぞれ役割分担の上、一般公開の3月8日、3月9日の二日間にわたり、取り組みました。

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『Share Your Voice プロジェクト』は、世界中の人たちにホノルル・フェスティバルを自分の言葉で発信するというミッションを学生達が持ち、ハワイだけでなく、日本や環太平洋の様々な人々やイベントに触れ合うことで、自国文化を再認識するという教育の観点を目的としています。また、インターネットを通し、リアルタイムでホノルル・フェスティバルが世界中に発信されるという、PRの観点としても非常に意義のあるプロジェクトとなっています。

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学生達はUstream と Youtube で配信するための取材班、facebook とTwitterで配信するためのソーシャル・ネットワーク(SNS)班、そしてモニター監視やビデオ編集などの本部班に分かれ、各リーダーの指示の下、プロジェクトに取り組みました。

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取材班はプロ仕様のカメラやマイクに苦戦しながらも、ステージでのパフォーマーや、クラフトフェア出店者、そして一般来場者の方々を取材し、ライブ発信を行いました。最初は緊張し、ぎこちなかったインタビュアーの学生が、最後には取材の仕方を工夫し、自分の言葉で紹介できるようになっていたことが印象的です。

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SNS班はカメラを携え、写真撮影による体験取材も交えながら、会場の熱気をリアルタイムで伝えようと情報配信を行いました。主催者側としての発信だけでなく、来場者の方々が発信している情報を探し、シェアするというSNSならではの取り組みを自ら提案し、実行していました。

本部班ではビデオ編集担当が撮影内容を確認し、カット割りやロゴ合成といった編集作業後、Youtubeに次々とアップロードを行うことで、Ustreamライブ配信を見逃した方々に会場の熱気を届けることができました。またモニタ担当は各班の同行を見渡し、ビデオアップロードのタイミングをSNS班に引き継ぐといった情報連携もスムーズに行っていました。

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授業の一環として行われているプロジェクトではありますが、ホノルル・フェスティバル財団の一員として、学生一人一人が責任感を持ち、取り組んでいました。今回のプロジェクトの中、各国の文化をどのように伝えれば良いかを考える過程で、学生達はそれぞれの文化を理解し、尊重し、そして共有できたのではないでしょうか。ホノルル・フェスティバルではこれからも文化交流を大切にし、若い世代に学びの場を提供し続けていきたいと思います。

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第20回ホノルル・フェスティバルのライブストリーミング映像

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