第26回 開催日は2020年 3月6日から8日です!

アーカイブ 2015年(第21回)

日にち : 3月6日(金), 3月7日(土), 3月8日(日)
サブテーマ : 紡ぐ人の輪、アロハの和。ハワイで刻む交流の史。
edu07 教育・交流プログラム

エデュケーショナル・スクール・ツアー

2015年(第21回)

2015年3月6日(金)、第21回ホノルル フェスティバル初日を迎え、最初のイベントとしてエデュケーショナル・スクール・ツアーが行われました。 エデュケーショナル・スクール・ツアーはホノルル フェスティバルの舞台裏を見学する、現地の学生を対象としたスクールツアーです。オアフ島内の幼稚園~高校生までの各学校の生徒達約1,500名が集結し、世界の様々な文化に触れ、体験し、楽しく学んでいくもので、次の20年でホノルル フェスティバルがテーマとして取り組む「交流文化」「教育」「環境」の3本柱のテーマのうち「教育」のフィールドでのイベントとなります。 フェスティバルに出演するため世界各国から集まったアーティストやパフォーマー等の数多くの団体の内、約20の団体が、独自の文化を伝えるため、会場となるハワイ・コンベンション・センターで子供たちを迎え入れました。例年参加の団体に加え、「ゆるキャラ・コーナー」「絵本の読み聞かせ」「オリオリウォーカー展示乗車体験」「ポリネシア・カルチャー・センターの体験コーナー」などが新しいプログラムとして登場しました。 ます会場に到着した子供たちは少数のグループごとに、スタッフやボランティアのアテンドのもと各団体のブースを順々に回っていきました。 最終日のグランドパレードでの山車を控え、ハワイ・コンベンション・センターに展示された巨大な「大蛇山」頭部に学生や子供たちは興味津々。 火を吹く大蛇(ホノルル大蛇山を支援し、大蛇山を世界に発信する会)は福岡県大牟田市からやってきました。民話によると大蛇は農地を潤し、子供の健康を守る水の神と言われています。子供たちは、大蛇山の山車を引く時の「ヨイサー!ヨイヤサー!」の大きな掛け声を、少し恥ずかしそうに発声しながらも互いに写真を撮り合い、大蛇山への関心を示していました。 見た目にも興味を惹くオーストラリアの”JARAN アボリジナル アンド トレス ストレイト アイランダー ダンスカンパニー“のブースは、珍しい楽器とフェイス・ペインティングが大人気。我も我もと、顔にペインティングしてもらっていました。 毛皮のブーツが印象的な民族衣装レガリアをまとった”アラスカ・ネイティブヘリテージセンター“のブースでは、みんなでアラスカの伝説・物語・生活を表現したネイティブダンスを踊り、独自の文化を伝えました。 楽器や衣装、フェイス・ペインティングに込められた意味の説明を聞き、異民族文化を学びました。 海女さんの格好をしているのは、韓国からやってきた”済州大学ヘニョ イン アス“です。海女さんが使用する道具を英語、韓国語の言葉やイラストを用い、クイズ形式で子供たちに伝えました。 正解すると済州名産のタンジェリンチョコがもらえるので、子供たちは大盛り上がり!   さらに日本文化では、伝統的な茶道(裏千家)、いけばな(いけばな草月流)、和太鼓(太鼓小僧)を体験。 きちんと着こなされた着物とお茶を点てる時の独特の世界観に圧倒されたのか、幼い子供たちは静かに、そして不思議そうにその成行きを見守っていました。 実演が終わり、室内を包み込んでいた”凛”とした空気がとけた瞬間の子供たちのほっとしたような、もう少しこの緊張感を感じていたいような、なんとも言えない表情が印象的でした。 また、いけばなと言えば、少し形式ばった印象があります。しかし、草月流が提唱しているのは「個性」を尊重した自由な表現です。元来、日本人以上に幼少から個を持ち自由を求める、このスクールツアーに参加しているアメリカ・ハワイの子供たちにとっては、「和」を学ぶ上で、とても入り込みやすいもののようでした。 そして、まさに日本文化の「静」と「動」。 一転して、賑やかな和太鼓に、子供たちは大はしゃぎ。”太鼓小僧“の迫力のパフォーマンスの後、子供たちは我先にとバチを握り、太鼓をドンドンっ!と叩きました。 独特のリズムと楽しい動きに大きな笑顔がこぼれました。 その他にも、台湾の太鼓ダンスやアイヌ民謡、日本のチャンバラや、ゆるキャラ、ポリネシアの伝統文化、はたまた観光客にはお馴染みですが、現地在住の子供たちはなかなか乗る機会の無いオリオリウォーカーまで、本当に盛りだくさん。 訪れるブースでそれぞれ違った面白さを実感し楽しく学んでいました。 近くにいた子供たちに感想を聞いてみたところ、「来年も来たい!絶対来る!」と元気に答えてくれました。 普段体験出来ない異文化を存分に経験し、新たに世界を見据え、彼らは今後大きな成長を遂げていくことでしょう。ハワイの子供たちの未来に貢献するべく、ホノルル フェスティバルは毎年、毎年、その内容を工夫してエジュケーショナル・スクール・ツアーを提供したいと願います。

fre13 パーティー

フレンドシップ・パーティー

2015年(第21回)

2015年3月6日(金)、ホノルル フェスティバル初日の夜、ハワイ・コンベンション・センターでは、「フレンドシップ・パーティー」が行われました。 パーティーの前には、国境を越えた友好と文化交流を理念とするホノルル フェスティバルの真髄を披露し、長年貢献してきた参加団体に敬意を表す「ベスト貢献賞表彰式」も開催され、治福 司 財団理事長からその功績を讃えられました。 パーティー自体のスタートは19:00でしたが、18:40の開場前から入口には数多くのパーティー参加者が今か今かと列になって待つ様子が見られました。そして、開場と同時に一斉に流れ込み、会場の雰囲気も一気ににぎやかに! 今年のフレンドシップ・パーティー会場には、「MWレストラン(デザート)」をはじめ、「モリモト・ワイキキ(魚料理)」、「ルースズ・クリス・ステーキハウス(ステーキ)」、「ロイズ(鴨料理)」、「Yatai Sushi(寿司)」の5つの一流レストランが一堂に会し、自慢の料理が振る舞われました。 各レストランブースでは、ボランティアがサポート。 今年初参加の「Yatai Sushi」では新鮮な握りたてのお寿司が味わえるとあって、長蛇の列が出来、大人気を誇りました。 人々が思い思いに豪勢な食事を楽しむ中、会場ステージではハワイ大学マーチングバンドが華やかにオープニングのパフォーマンスを飾り、整った陣形を何度も変更させながら、流れるような動きと美しい音色で参加者を盛り立てました。 続いて、上智大学応援団チアリーディング部EAGLESが元気いっぱいに笑顔で登場。 スピーディーで力強く、そして美しく動きまわるそのパフォーマンスにオープン間もないパーティー会場は早くもヒートアップ!アクロバティックな演技と高さのある大技で会場を大いに沸かせました。 この後、正式に開会の挨拶がホノルル フェスティバル財団理事長の治福 司より述べられ、また来賓となるハワイ州知事のデービッド・イゲ氏からもホノルル フェスティバル開会における祝辞が語られました。 この後、ステージでのパフォーマンスが続々と展開されました。 ハワイのジュニアウクレレ大会の優勝を総なめにする実力派グループ「ウクレレスーパーキッズ」のHonoka & Azita(ホノカ&アジータ)が小さな体からは想像もできない迫力のウクレレパフォーマンスで会場の熱気を高め、 満を持して、なんとハワイの歌姫「ライアテア・ヘルム」がステージに現れました。 彼女の美しい歌声と奏でる音色が、会場を優しく包み込みました。 そうかと思うと、ジャンルの違う女性TOPダンサー3人によるスペシャルユニット「アンビジュール」が妖艶なダンスで観客を魅了。 そして、待ってましたと言わんばかりに水色のTシャツを着た「園田学園高等学校」の選抜ダンスメンバーが元気に登場! ステージの下には、いつの間に陣取ったのか仲間の生徒が集まり、大きな声援を送っていました。 ダンスメンバーは、ステージ上で飛んだり跳ねたり。 若さいっぱいのダンスで会場を笑顔にし、目まぐるしく様変わりする迫力のパフォーマンスに、誰もがステージから目が離せない様子でした。 さらには、ゆったりとした心地よいフラも行われ、参加者は様々なパフォーマンスに大いに楽しんでいる様子でした。 クライマックスを迎えた会場の雰囲気に後押しされ、パーティーに集まった誰もがステージ上に上がり、賑やかに踊り感動のフィナーレを迎えました。 「フレンドシップ・パーティー」は、ハワイ及びアジア太平洋地域の人々の友好と国際親善推進を目的としています。参加頂いた方々は、舞踊、歌、食を通じて独自性あふれる地域文化に触れ理解を深められたことでしょう。 満足げな笑みを浮かべて帰路につく参加者達の様子が印象的でした。

pa01 ステージ

ステージ・パフォーマンス

2015年(第21回)

3月7日(土)、8日(日)の2日間、ホノルル フェスティバル参加団体による迫力のステージ・パフォーマンスが行われました。 日本やハワイ、さらにはオーストラリア、韓国、台湾、アラスカなど環太平洋地域に広がる各国の方々が集まりました。 会場は、ハワイ・コンベンション・センターの”お祭り広場ステージ” 並びに ”ふれあいステージ”、アラモアナ・センターの中心に位置する”センターステージ”、そして”ワイキキ・ビーチ・ウォーク”の4ヵ所で行われました。 各会場では多くの観客が足を止め、パフォーマンスを楽しんでいました。 アクティブでスピーディーなヒップホップダンスから優雅なフラ、伝統的な民族ダンス、 軽快なバトンやウクレレ、美しい歌声、そのパフォーマンスは多種多様。 自分たちの出番を次に控え、ステージ裏で待機するパフォーマー達のその顔には、緊張からか期待と不安が入り混じった表情が垣間見えました。 しかし、ひとたびステージに上がると、不安の色は掻き消え、元気な姿を見せてくれました。 多くの人を楽しませるため、そして自分自身の成長、仲間たちとの絆を深めるために一生懸命練習してきたパフォーマンスを一心不乱に披露してくれました。 その気持ちは、もちろん会場に集まった観客にも伝わりました。 飛び入りでパフォーマンスに加わり、異文化交流を楽しんでいました。 繰り広げられる各国のパフォーマンスを眺めていると、その国の文化・生活が見えてくるとともに、 まるでハワイの地に世界が集結したような錯覚にも陥りました。 「秋田市竿燈会」が11年ぶりに登場しました。 巨大な竿燈をバランスよく掲げ続ける技術と迫力に観客は大興奮! コンベンションセンター「お祭りひろば」でのパフォーマンスでは、竿鐙を高くしすぎて崩れてしまったハプニングもありました。 そして、今回初参加の「北摂チアリーディングクラブ DEARS」は、7歳~13歳までのグループ。 小さいながらも勢いとスピードのある力強い演技、そして、”We Love Hawaii” “ALOHA”などのボンボンを使った文字表現で会場を沸かせました! 物怖じしない英語でのスピーチがとても可愛らしく印象的でした。 その他にも、子供たちによるダンスパフォーマンスは元気いっぱい! 嬉しくも多くの若い世代が、このホノルル フェスティバルのパフォーマンスに取り組むことにより、 早くから世界との異文化交流が生まれているに違いありません。 異国の子供たちを目の当たりにするハワイの住民にとっても、良い刺激が生まれていることでしょう。 ホノルル フェスティバルは、このような経験の場を提供することにより、地域活性、教育という部分に貢献しているのです。 華やかな衣装に身を包み、綺麗に揃った華麗な動きを見せる「よさ恋人」の踊りも圧巻のパフォーマンスを披露しました。 各世代が繰り広げるパフォーマンスを互いに見て応援し合うことで、 それぞれに無い部分を学び、分かち合うこともでき、世代間の格差も埋めていけるものでしょう。 ステージ・パフォーマンス参加の素晴らしい部分は、 たとえ違った表現の形であれ、今までの努力とパフォーマンスをやり遂げた達成感や ホノルルフェスティバル内においてステージ・パフォーマンスというイベントを共に成功に導いたという仲間意識を他の団体と共に持てること、そして、それを観た観客やサポーターとも同じ感動を共有できることにあります。 今後もまた新しい多くの感動が生まれることを願いつつ、来年へのチャレンジが始まります。

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映画上映会

2015年(第21回)

3月7日(土)~3月8日(日)の2日間、ハワイ・コンベンション・センター3階にて在ホノルル日本国総領事館/ホノルル フェスティバル財団共催の映画上映会が行われました。 今回上映された作品は、 ・札幌国際短編映画祭 スペシャルムービー 多数 ・超高速!参勤交代 ・札幌国際短編映画祭 スペシャルムービー for Kids 多数 ・言の葉の庭 ・さかなかみ ・Go for Broke~ハワイ日系二世の記憶~ の豪華ラインナップ。いずれも入場無料で楽しめるとあって、おとなからこどもまで、2日間でトータル2030人のお客様で賑わいました。 映画上映会初日には、札幌国際短編映画祭の「夕泣き」で女優を務めたSoraさんを迎え、舞台挨拶がおこなれました。 北海道の小樽を舞台に撮影されたこちらの映画は、あるラジオパーソナリティーや保険の営業マン、モデルを目指す少女の上手く行かない一日の心情と未来への希望を描いた作品です。 透明感のある、そして郷愁を漂わせるような銀幕の綺麗な色使いは、中鉢監督のこだわり。 Soraさんは、カット割りや”間”、”音”をとても大事にして制作に取り組んでいたと語ります。 また、予算が無く、当初はマイクも無かったため、監督に泣いて頼んで買ってもらったことや押し入れで布団をかぶってレコーディングをしたことなどの苦労話を語ってくれました。 今回、ハワイでの上映をとても嬉しく思うと共に、北海道とハワイが同じ島同士のため、親しみを感じているそうです。 映画を見て感じ取るものは人それぞれ。でも、人種・民族が異なっていても人間の日常の憂鬱や苦悩、幸せは皆同じように感じるものだし、たとえ国や人種が違っても元気をもらいたいと思う気持ちは一緒なはず。人間は皆同じなんだよ。ということが伝えられるといいな、と話していました。 異文化交流を目的とするホノルル フェスティバルにピッタリの上映作品です。 また、東日本大震災復興支援の意味を込めて上映された「超高速!参勤交代」は福島を舞台にしたサムライ映画。 1年にわたる江戸への参勤を終え、莫大な費用と人数、日数をかけて故郷の磐城国に帰ってきた湯長屋藩藩士達。帰藩直後にも関わらず、濡れ衣を着せられ、たった5日以内での再度の江戸への参勤を命ぜられたのでした。 無理難題の参勤交代を奇想天外なアイデアで実行し、また、コミカルな動きを繰り広げるサムライの姿に、海外の見物客は大ウケ!会場には何度も笑いが響き渡りました。 初日は立ち見が50名以上も出るという人気ぶりを見せ、その他の映画上映でも席は満員御礼でした。 さらに、「夕泣き」で女優を務め、絵本作家でもあるSoraさんは、ハワイの子供たちに向けて絵本の読み聞かせ”しろくまくん&くろくまくん in Hawaii 「ハワイーリラックスの旅―」”の特別イベントを実施しました。 主人公のしろくまくん&くろくまくんが、ゆるくやさしいハワイを旅する可愛らしい絵本に子供たちは釘づけです。シェイブアイスが登場するシーンでは、「美味しそう!」と声を上げる子供も。会場は一体感のある空気に包まれました。 映画や絵本は、世界共通の娯楽でもあります。 映像や音楽、デザイン等、言葉の壁を気にせずに感覚に訴えかける手法もまた、異文化交流に欠かせないものかもしれません。 上映に多大なご協力を頂いた在ホノルル日本国総領事館に感謝し、来年以降も素敵な作品を「交流文化」の視点からご用意できればと思います。 お楽しみに。

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シンポジウム『ハワイにおける今後のエコツーリズムのあり方』

2015年(第21回)

3月7日(土)13:30~16:00、ハワイ・コンベンション・センター3階では、『ハワイにおける今後のエコツーリズムのあり方』と題しシンポジウムが行われました。ホノルルフェスティバルは昨年第20回の節目の年を終え、次の20年を「交流文化」「教育」「環境」の3つのテーマとして新たな歴史をつくっていくことを宣言し、その「環境」のテーマから、今回は日本市場を見据えた取り組みを考えます。 シンポジウムは2部構成になっており、まず【セッションⅠ】では、日本エコツーリズム協会理事で観光庁認定『観光カリスマ』でもある山田桂一郎氏、またハワイアン・レガシー・ハードウッズ社代表で、ハワイエコツーリズム協会 2014 Eco-tour Operator of the yearを受賞したジェフェリー・ダンスター氏による、”エコツーリズムの概念”についての基調講演が行われました。 そして【セッションⅡ】は、パネルディスカッションです。 会場には、ハワイで活躍する企業代表者をはじめ、多くのエコツーリズムに関心のある方々が集まりました。 【セッションⅠ】”エコツーリズムの概念”についての基調講演 エコツーリズムとは、自然環境の他、文化・歴史等を観光の対象としながら、その持続可能性を考慮するツーリズム(旅行、リクリエーションのあり方)のことです。 エコツーリズムは、まだ全てが新しく、若く、歴史の浅い状態です。 今回ジェフェリー氏は、木の保全、森林の保全がエコツーリズムに結びついていけば、という視点でお話をされました。 まず、1978年~2012年にかけての興味深い世界産業指標の話として、 ・25日ごとに、ハワイ島の大きさ程の森林地がなくなっている。 ・熱帯広葉樹の需要は4年ごとに2倍になっている。 ・現在、再植されているのは広葉樹需要のたった2%以下。 と、森林環境において危機感を感じざるを得ない状況を伝えました。 国連調査によると、2023年までに保護されていない熱帯広葉樹は全て無くなってしまうだろうと言われています。 あわせてハワイの産業指標ですが、 ・コアの木は世界で最も価値のあるハワイ固有の木であり、地球上の他の場所では育たない。 ・ここ10年だけでも価値は1,000倍に増加。 ・コアの木の森は、たった10%しか残っていない。 という説明がなされました。 そこで、エコツーリズムを推進するために、「森の誕生」を提言しています。 写真の男性は、手の中に森そのものを持っていると言っても良いでしょう。 現在、レガシー社は、元々カメハメハ大王(王族)の所有地(牧場)で全て雨水を使用した自然の森林再建を進めています。こちらのレガシーツリー(コアの木)は非常に成長が早く約4年で森林と呼べるような規模まで成長します。そして、ハワイの地特有の鳥や昆虫が生息し始め、独自の環境が生まれていきます。 数値的観点で述べますと、1本のコアの木の生涯で、$31,250分の酸素を作り出し、$62,000分の大気汚染対策が出来、$37,500分の水を再生し、$31,250分の土壌侵食を管理します。 1本のレガシーの木は家族4人が1週間ハワイで休暇を過ごすのと同等の炭素を吸収してくれ、2本で家族4人が1年間必要な酸素を作り出すことが出来るのです。 ジェフェリー氏は、エコツーリズムに携わるツーリストの方たちに、ただ見て喜ぶだけではなく、その一部となって一緒にこの森を守るということに参加していただきたいと気持ちを述べました。 続いて、和歌山大学の生徒さんによるプレゼンテーションも行われ、自らが学んできたエコツーリズムの考え方、また、今後ハワイエコツーリズムは、自然、文化、歴史を融合させることが重要だという独自の考え方を専門家達へ投げかけました。 今後の世界を担っていく頼もしい若者の姿に、関係者たちは賛美の温かい拍手を送りました。   【セッションⅡ】パネルディスカッション:テーマ「持続的なエコツーリズムの実践事例から」 パネルディスカッションに移ると、ハワイエコツーリズム協会アドバイザー並びにハワイ大学教授のリンダ・コックス氏、クアロア牧場代表のジョン・モーガン氏、ハワイ州観光局次長のミツエ・ヴァーレイ氏、和歌山大学教授の竹林浩志氏、出口竜也氏、此松昌彦氏らパネラーが会場前方ステージに登壇し、それぞれの意見を述べました。 その中で、和歌山大学教授竹林氏は、エコツーリズムの重要性について独自の戦略論の観点から以下のように語りました。 「戦略的な観点で物事を考える時、先々のことを考えて行かねばならない。 戦略論はいわゆる”模倣(真似)”であり、いろんな場所で真似が真似を生んで突き詰めていくと、標準化する。標準化が進むと遠くに行く必要が無くなり、近場で安いところを求めるようになる。そこで客取りが競争化すると、標準が低下し自らの首を絞める形となる。 エコツーリズムは、各地域の独自性を突き詰めていくため、全然違うものが出来てくる。 非常に小さな範囲で、独占のような状態が作れる。そこでなくてはならない、という状況です。 そうすればそこにくる意味というものがしっかりと創り上げられるわけです。 それは、やはり文化とも言えますが、その地でどんな生活が行われているか、どのような生活を伝えていくかでその地域のエコツーリズムを成り立たせて行けるはずです。」 その後も、パネラーの方々から各々の専門的観点からエコツーリズムへの取り組み手段について語られました。 最後は、山田桂一郎氏が今回のシンポジウムにおける成果として、参加頂いた方々の”シェア”が一番大事だと述べ、エコツーリズムの取り組みにおいてはハワイの波“WAVE”という言葉を用い、素晴らしいまとめをしてくれました。 W: Will (強い意思のもと) A: Action(行動を起こし) V: Vision(明確なビジョンを持って) E: Enjoy(楽しむ) 本日は、この”WAVE”を是非、共有してほしいと語られました。 まさに、その通りでしょう。 エコツーリズムに関するシンポジウムは、今回限りではありません。 今後も何度も何度もシンポジウムを開催し、エコツーリズムへの賛同者、日本からの交流者が増えることを目的とし、ハワイの、しいては世界の保全に取り組んでいくのです。

cra15 クラフトフェア

クラフトフェア①<展示・実演・クラフト>

2015年(第21回)

3月7日(土)、8日(日)は、ハワイ・コンベンション・センターで展示・実演・クラフトフェアが大々的に開催されました。 朝10時のオープン前から、会場の外には100mに至ろうかというほどの長蛇の列が出来ていました。 これだけ多くの方々が、毎年このクラフトフェアを待ちわびていらっしゃいます。 開場と共に、たくさんの人々が逸る気持ちを抑えつつ、笑顔を浮かべながらどんどん入場していきました。第21回のコンベンションセンターへの入場者は2日間を通して延べ2万人の来場者となり多くの方に楽しんで頂けたことを嬉しく思います。 センター内には、日本、ハワイ、その他各国から約130にも及ぶ教室や参加団体のブースが設けられ、会場はとても賑やかに。 普段は、ハワイの島内に散らばる特産アイテムも今回ばかりはこのクラフトフェアに勢揃いし、地元や伝統の文化、技術、商品を紹介し、販売などが行われました。 大きなスペースを構える日本の長岡市ブースでは、世界的にも有名な日本酒”久保田”の製造過程の説明や試飲を楽しめたり、フェスティバルのフィナーレで打ち上げられる花火玉の中身を見ることが出来たり、さらには、見事な模様を体に施した本物の鯉が優雅に泳ぎ回り、「まさにクールジャパン!」と訪れた人々を驚かせました。 また、長岡造形大学による風鈴の絵付け体験コーナーなど、ふれあいを楽しむ催しが盛りだくさんでした。 来場者は、各々のスタイルでこのクラフトフェアに訪れ、また、独自の伝統・文化を伝える参加団体のブースでは、優しい笑顔でお出迎えしました。 この「ふれあい」や「体験」こそがクラフトフェアの醍醐味。 フェスティバル内でも特に異文化交流が活発に行われるイベントなのです。 来場者にとって、初めて目にするものもきっと多いでしょう。様々な文化に触れる貴重な機会です。 お互いの距離がぐんと近くなり、世界異文化交流の架け橋となっていることでしょう。 この他にも、数多くの伝統的なアイテムが会場ブース内を埋め尽くし、来場者を楽しませていました。 今回のふれあい・異文化交流を経験し、人生に変化が生まれた方も少なくないはずです。 互いに思いやりの心が育つ場となる事、心の成長を促す事もホノルル フェスティバルの目的のひとつなのです。 フェスティバルを通じて、今後も地域貢献と共に、数多くの人々に異国との触れ合いの場を提供し続けて参ります。

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クラフトフェア➁<縁日&盆ダンス(盆おどり)>

2015年(第21回)

3月7日(土)、8日(日)の2日間、ハワイ・コンベンション・センターでは、縁日と盆ダンスが例年と同様に執り行われました。 盆ダンス(盆おどり) 昨年とは異なり、今年はセンター入り口直ぐのMALL LOBBYに”やぐら”が準備され、ひときわ目を引くこの”やぐら”を多くの人が目にし、明るい雰囲気の中盆ダンスを行うことができました。 見ていると、日本人だけでなくいまや海外の方も血が騒ぐ感覚があるようで紅白の幕を見つけた方は、楽しそうに踊りに加わり、日本の”まつり文化”が世界に浸透していることがわかりました。 毎年お世話になっている”IWAKUNI ODORI AIKO KAI(岩国踊り愛好会)”の皆様の先導によって、太鼓と美しいお囃子の音色がホール全体に響き渡ります。それに合わせて世界各国の老若男女がひとつの踊りを一生懸命踊る姿にはとても感慨深いものがあります。その様子は動画でご覧ください。 盆ダンスは1回あたり35分間。7日(土)に2回、8日(日)には1回の実施となりました。 “大東京音頭”をはじめ、数曲の音頭が流され、音頭に合わせて全く知らない振付けでも踊りながら習い、楽しみました。   今回は、毎年お見かけする参加者の方にお話を伺うことができました。 HF:「毎年参加されていますが、あなたにとってこの『盆ダンス』はどんな意味を持つでしょう?」 参加者1:「友人達と一緒に、ここハワイで異文化の普及を援助したい思って参加しています」 参加者2:「私にとっては『盆ダンス』という芸能をハワイでも存続させ、日本人以外のコミュニティーにも(私自身も日本人ではありませんが)日本文化の伝統を継承しながら、盆ダンスの元々の意味である先祖に敬意を表すことを周りにシェアしていきたいと思っています。」 そんな熱い思いで参加してくれていたとは!感激です。来年もどうぞよろしくお願いします。 縁 日 日本の”まつり文化”のひとつ「縁日」。今年も縁日をホノルルフェスティバルで開催することができました。 ハワイ・コンベンション・センター1階ホール奥には、かなり広い縁日ゾーンを設けました。 輪投げや射的、ヨーヨーすくい等、日本人には懐かしい縁日遊びばかり。 子供だけでなく大人も心が躍ります。でもやっぱり子供の勢いには負けますね。 もう夢中で没頭していました。 もちろん、遊びだけでなく縁日には付き物の屋台フードも登場。 日・米・ハワイのいろんな食べ物が並びました。 とてもインパクトのある大きなコーンドッグの中にはアイスが入っていました。 縁日と言えば、綿あめですよね。女の子がとっても嬉しそうに受け取っていました。 アメリカでは定番の空気で膨らました遊具が迎えるカーニバルゾーンも大人気! 訪れたファミリーは皆、幸せそうな笑顔を浮かべていました。 また一つ、家族の思い出が出来ましたね。 また来年をお楽しみに。

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グランド・パレード

2015年(第21回)

ホノルル フェスティバル最終日の3月8日(日)、ワイキキの目抜きとなるカラカウア通りで、グランド・パレードが行われました。 ホノルル フェスティバル参加団体の最後の晴れ舞台です。 その雄姿、そしてパフォーマンスを観ようとカラカウア通りの沿道には、世界各国から多くの観客が集まりました。 グランド・パレードは、ワイキキのサラトガロードからスタートしホノルル動物園辺りまで約1.3キロの距離を練り歩きます。 パレードに先立ち、カラカウア通り上4か所に設置されたMCスタンド前ではオープニングパフォーマンスが行われました。 モアナ・サーフライダー・ウェスティン&リゾート前のメインスタンドでは、ホノルル市と姉妹都市になった柏崎市の皆さんによる感動的なコーラス&フラが披露され、目の前のVIPや観客を魅了。 他のMCスタンドでも、アメリカ国歌斉唱、ダンス、三味線など、同時に行われ、見物客を大いに楽しませました。 時刻は、16:30。 軍旗衛兵を皮切りに、ついにグランド・パレードがスタートしました。 そして、ホノルル フェスティバルのバナーを掲げたボランティアの皆さんが続きました。 マーチングバンドやダンス、チャンバラなど次々と繰り広げられるパフォーマンスに、沿道からは大きな声援と激しくシャッター音が響き渡りました。 オリオリウォーカーも普段は行わない連続カーブの運転を繰り広げ、会場を沸かせていました。 聞き慣れた日本の大ヒットソングと共に、今回最も大人数の231人でのパレード参加となる園田学園高等学校の生徒さん達の若さいっぱいのダンスでカラカウア通りは超ハイテンション。 人々に一体感が生まれていました。 続々と続くパフォーマー達は、素敵な笑顔で、力強く、そして優雅に自らの演技を演じ会場を盛り上げ、また、観客はそれを温かく見守っていました。 大きな竜が現れました、さいたま竜神まつり会です。 ワイキキ上空にふわりと浮きあがったその竜神は、時に眼を赤く光らせ、時に沿道の観客に 飛込み、会場に驚きと興奮を届けました。 パレードも終盤に差し掛かり、辺りも夕闇に包まれてきました。 日本伝統の郡上おどりや阿波おどり、そして、風変わりでハワイらしいパイナップル御輿が現れ、大きな掛け声と共に力強いパフォーマンスを繰り広げました。 弘前”ねぷた”がやってきました。 ハワイの地で観る日本の有名まつりは、やはり一味も二味も違います。 夕暮れの中で浮き上がるその柔らかい明かりがなんとも言えずワイキキの雰囲気とマッチしていました。 サプライズパフォーマンスで、秋田市竿燈会が提灯に火を灯し登場。 何十キロもある巨大な竿を腕一本、もしくは額のみで支える驚きのパフォーマンスです。 これには観客も大喜びでした。 約3時間に及ぶグランド・パレードも遂に最後、大トリの大蛇山がやってきました。 200人もの大人数に引かれ、火花を散らし迫力の登場です。 日本の重枝総領事とホノルル州知事であるデービッド・イゲ氏がモアナサーフライダーの前で大蛇山に乗り込むといった嬉しいハプニングもありボルテージは最高潮。多くの歓声と大拍手と共に、最高のクライマックスを迎えました。 パフォーマー達の達成感、観る者達の満足感が合わさり、今年も多くの感動が生まれたことでしょう。 皆の表情が、また来年を楽しみしていることを物語っていました。

nagaoka01 花火

長岡花火

2015年(第21回)

3月8日(日)の夜、3日間に及ぶ”ホノルル フェスティバル”のフィナーレを飾ったは、毎年とても楽しみにしている方も多い日本の『長岡花火』。 ハワイにしては肌寒い夜となったこの日、会場となるワイキキビーチにはグランドパレードから流れ込んだたくさんの観客が、花火が始まる30分以上も前から今か今かと待ちわびていました。 少しでも花火の躍動感を味わおうと、波打ち際ギリギリまでせり出し、空を見上げる方もいらっしゃれば、 各ホテルでは、海に臨む部屋のラナイにたくさんの人が集まり、花火が上がるのを待ち構えていました。 20時30分、大きな打ち上げ音と一筋の光と共に、“平和への祈り”を込めた花火『白菊』(単発花火)で長岡花火は始まりました。 日米共に戦没者への慰霊、日米友好と世界恒久平和への祈りを込めて三発の白菊を夜空に献花しました。 ワイキキの夜空に大きな華が咲き始めました。海では、打ち上げ用の台船が慎重に位置をキープしながら花火を打ち上げていました。 会場には、イヤホンをする観客も多く見られました。 打ち上がる花火に合わせ、ホノルルのFMラジオ局 “Hawaiian105 KINE“が花火に込められた想い・背景を実況。バックミュージックと共に心に残る経験・感動の後押しがなされました。実況を聴く観客は、花火に対する感覚がより引き込まれているようでした。 かつてのハワイ王国の国家、並びにハワイ州の州歌である「ハワイ・ポノイ」に合わせ、 王族の衣装にも使われた赤や金色を使った花火『日米友好の絆』(スターマイン/連射連発花火)が打ち上がり、偉大なるカメハメハ大王を讃えました。 また、新潟県中越地震から10年を経て、長岡の復興のシンボル『フェニックス』(スターマイン/連射連発花火)が飛躍を誓いました。こちらは、平原綾香さんの曲「ジュピター」に乗せて打ち上がり、観客は、大盛り上がりとなりました。 そして、ハワイの美しい風景満載の大ヒットシリーズにちなんで名づけられた『HAWAII FIVE-O』(単発花火連続打ち)が、テーマソングに合わせて大きな華を咲かせました。 ゆったりした間隔で放たれる三箇所からの大玉をメインに、さらには長岡市民が愛する『しだれ柳』の乱れ打ちで観客からは大きな歓声が。会場はさらにヒートアップしていきました。 最後は、『天地人』(スターマイン/連射連発花火)。 ハワイでも大人気、長岡が舞台の大河ドラマ「天地人」の壮大なテーマ曲に合わせたこの花火は、まさに豪華絢爛。 約15分間という短い時間ではありますが、ワイキキの空は、満開の華で明るく彩られました。そしてそれは、今年も多くの方に笑顔と感動を与えました。   会場を後にする観客達は、本当に満足そうに感想を語らい合っていました。 また来年の感動を期待していることでしょう。 「慰霊」「復興」「世界平和」という想いが込められた『長岡花火』。 観ている人々に十分伝わったのではないでしょうか。 2015年は終戦70周年の節目の年でもあります。 今年8月14日・15日、パールハーバーにて行われる長岡市とホノルル市が共同で開催する慰霊と平和の式典にて、フィナーレで『長岡花火』を打ち上げます。 平和を願う心は皆共通です。 人種・民族・世代間を超えた平和にかける想いを形にした「長岡花火」は、今後も長くに渡り継続し、世界に感動の共有を生み出して行くことでしょう。

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